
女子テニスプレーヤーの大坂なおみ選手が、2018年9月8日ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターにて、日本人として初のテニス4大大会全米オープンを制覇しました!
すごい!
同大会は錦織圭が準決勝で宿敵ジョコビッチに敗れましたが、大坂なおみ選手がまさかまさかの決勝進出でしかも相手は宿敵セリーナウィリアムス。
試合の全日、大阪選手はインタビューで「憧れのセリーナ選手と試合ができてうれしいわ! I LOVE YOU!!!」と答え、インタビュー会場を笑いと喝さいに包みました。
そんな明るい大坂選手ですが、4回戦では勝利後に涙を浮かべ、そのことをみんなにからかわれたことを気にして、「前回ちょっと泣いたことをみんなにからかわれたから、まっすぐネットに向かいました」と心境を語りました。
それを聞いた全米オープンの重鎮、開催されているコートの名前にも付けられている、ビリージーンキング氏がTwitterで、「泣いたことをからかわれてとても気の毒に思いました。どんなことがあっても自分に正直であることを恐れないで!」とエールを送りました。
当日の試合はセリーナが思うようなプレーができず、ラケットをたたき折ったり、審判に暴言を吐いたり、挙句の果てはゲームペナルティを取られたり、と大荒れでした。
その結果 6-2 6-4のストレート勝ち!
表彰式では、セリーナファンから大きなブーイングもあり、異様な雰囲気で包まれていましたが、困惑しながら涙を流す大坂なおみ選手に、セリーナはそっと肩に手をかけ、観客席に向かって、「彼女はグランドスラム勝利に値した素晴らしい選手です。もうブーイングはやめましょう」と呼びかけました。
大阪選手は言葉を詰まらせながら「みんなが彼女を応援していたのは知っています。こんな終わり方ですみません。試合を見てくださってありがとうございます。」と謙虚な言葉をのべ、最後にはセリーナに向かって涙を浮かべ「憧れのセリーナと試合ができて幸せでした。ありがとう」とお辞儀をして締めくくりました。
それまで怒号やブーイングで異様だった会場の雰囲気が一変!セリーナファンからも大歓声と大喝采が沸き起こりました。これほどまでに観客を感動に包んだ閉会式は見たことがありません。今まで彼女を知らなかったテニスファンの心まですっかり掴んでしまったのではないでしょうか。
優勝賞金はなんと380万ドル(4億2180万円)!!!
大坂選手の通算獲得賞金が320万ドル(3億5520万円)だったのでこの大会一つで、上回ってしまったというのもすごい!
世界ランキングも一気に7位へと上昇。
テニスの世界4大オープン大会は
大会名 | 開催地 | 開催 | コート |
全豪オープン | オーストラリア/メルボルン | 1月 | ハード |
全仏オープン | フランス/パリ | 5-6月 | アンツーカー(赤土) |
ウィンブルドン選手権 | イギリス/ロンドン | 6-7月 | 天然芝 |
全米オープン | アメリカ/ニューヨーク | 8-9月 | ハード |
「日本人じゃない?」「大坂なおみは二重国籍?」・・・こんなキーワードがネットではびこっています。
ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、出身は大阪府大阪市中央区ですが、現在はフロリダに住んでいます。
「二重国籍?」というキーワードがネットで検索されていますが、法的には2018年現在において日米二重国籍で、「テニス選手としての国籍」は日本を選択しているそうです。
国籍法は二重国籍が認められている国とそうでない国があり、日本では、22歳に達するまでに国籍を選択することが法律で定められております。アメリカは二重国籍OKです。
大坂なおみ選手の誕生日は1997年10月16日ですから、来年の誕生日までにどちらかを選択することになります。
このとき、アメリカを選択したら日本国籍は失う、日本を選択したら、日本国籍もアメリカ国籍もそのまま、ということになるため、恐らく日本国籍を取るのではないかと思われます。
日本での生活が短かったせいか日本語はあまり上手ではありませんが、お父様がテニス国籍に日本を選んでいるため、インタビューの時に英語の後母国語でしゃべるために一生懸命勉強しているそうです。
テニスは姉の影響で3歳から始めたそうですが、驚くことに大阪選手のコーチは、テニス経験がないお父様が今までテニスを教えていたということだそうで。。
そういえばセリーナとビーナスのウィリアムス姉妹も有名になるまでのコーチはお父様でした。
本田ケイスケ風に言えば・・・伸びしろですね!
計り知れない伸びしろに今後も期待しています。
ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターは、ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・パークにあります。
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