京急の駅名が変わる?!

京急の駅名が変わる?!

 

京浜急行が創立120周年を記念して、京急線すべての駅で駅名変更案の募集を開始しました。

 

えっ?寝耳に水ですが・・・と地元住民の声が上がっています。

 

募集要項は、

「創立120周年記念事業 わたしたち、ぼくたちわがまち駅名募集」

つまり今まで慣れ親しんでいた駅名が変わってしまうというもの。

 

募集期間は

2018年9月21日(金)0:00~10月10日(水)23:59

 

最初は「産業道路駅」の新しい名前をつけてください

という呼びかけで

 

 沿線に住む小中学生を対象に、同駅(川崎市川崎区)の駅名変更案を募集する。

 

というだけのものかと思っていましたが、募集要項の「京急が46駅の新名称募集を予定」という話が沸き上がり、募集期限もひっ迫しているため、早々に実現しそうなスピード感と勢いが感じられます。(汗;

 

現在のところ駅名の変更が確定しているのは、「産業道路駅」だけですが、その他にも読み方が難しい駅名も変更対象となっており、「雑色(ぞうしき)」等がその一例として掲載されていました。

京急の駅名は、地元以外に読めない駅名や他所にはない珍しい駅名が多々あります。

新馬場 → しんばんば

鮫洲 → さめず

梅屋敷  → うめやしき

仲木戸 → なかきど

弘明寺 → ぐみょうじ

屛風ヶ浦 → びょうぶがうら

神武寺 → じんむじ

逸見 → へみ

 

などなど

 

京急が行う今回募集のそもそもの趣旨は、「産業道路駅」を例にとると

京急の広報部の説明では、「道路名にこだわる必要がなくなった。子供たちが大人になっても戻ってくるような駅名にしたい」とのことです。

特に川崎市の海側は、古くは工業地帯のスモッグや公害など負のイメージを未だに引きずっているため、川崎市としては、イメージアップのチャンスとしてとらえているようです。市民からも市への要望が数多くあがっていたそうです。たしかに「産業道路駅」は、駅が地下に入ることにより道路名でもなく、これを機会に新しい名前にしたいという気持ちはわかります。

ただ、「雑色(ぞうしき)」などわかりにくい名前を変更したい、というのはちょっと違う気がします。

 

ただし下記の駅は変更予定をしていないそうです。

[他社との接続がある駅、名の変更を予定していない駅]

品川、京急蒲田、天空橋、羽田空港国際線ターミナル、羽田空港国内線ターミナル、京急川崎、八丁畷、京急鶴見、京急新子安、横浜、上大岡、金沢八景、京急久里浜

公共施設、神社仏閣、歴史的史跡などの最寄り駅として広く知られている駅

鮫洲、平和島、穴守稲荷、川崎大師、生麦、弘明寺、金沢文庫、神武寺、安針塚、県立大学、浦賀、YRP野比、三浦海岸

このほか泉岳寺も都営浅草線との共同使用のため対象外です。

 

私の住んでいる弘明寺(ぐみょうじえき)は、「変更を予定していない駅」に入っておらず、そうなれば「変更される可能性も出てくる」ということ。

「産業道路駅」とちがい、地元には古くから耳になじんでおり、多少の読みにくさは個性の範疇で、イメージの悪さもほとんど感じていないと思います。

もし変えるとしたら、広告や宣伝に使われている「○○駅徒歩何分」等、駅名を使っている印刷物やデータ、チラシやホームページなどもすべて変更となります。

難しい地名ほど住民にとっては、「愛着のある駅名」と思っている方も多いはずです。慣れ親しんでいる名前なので変えて欲しくないなぁ、と思うのは私だけでしょうか。

産業道路駅(さんぎょうどうろえき)

詳しくは、こちら

「京急創立120周年記念事業 わたしたち、ぼくたちわがまち駅名募集」

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